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松千代館

松千代館

「松千代館」は“せともの”の由来にもなるほど、昔から陶器産業が盛んな愛知県瀬戸市の中心市街地の「せと末広町商店街」にあります。この建物は、大正4(1915)年、当時の運搬手段であったに荷馬車を引く馬のひづめを直す「蹄鉄屋」として今の場所に建設され、大正後期に、「松千代館」として陶磁器の運搬業に関わる商人の方々が利用する旅館として営業を開始しました。

 

その後、流通の変化に伴い旅館としての役割が減少。その間も事務所など様々な使い方がされてきましたが、年間で数名利用する程度になりました。 そして、1998年以降は空き家へ。その時々で、地域の方に商店街のイベントや古民家ギャラリーとして活用していただきましたが、老朽化が進み難しくなってしまいました。

松千代館初期
末広町商店街古地図

“人が集える学びの場”へ

作品に触れることで、ものづくりの考え方を学ぶ「ギャラリースペース」
ワークショップなどで人が関わり話し合うことで学びあう「レンタルスペース」
学生さんが、歴史的建造物・空き家問題などの課題などを住みながら学べる「学生シェアハウス」を運営し、場を開くことで

地域の方が立ち寄れる“学びの場”にすることを目指しています。

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一階

レンタルスペース

この建物にとって昔の面影が最も残っている場所であるため 、改修は最低限にしています。「松千代館」の持つ風情を存分に活かせる場となるよう、できるだけ既存の建具や建材を使っています。

​学生シェアハウス

​二階

2階は、学生を主とした「シェアハウス」です。学生さんが商店街に住うことで瀬戸の町の空き家問題など地域社会が抱える課題を学ぶきっかけの場となっています。

松千代館再生の会

「松千代館」は、空き家となって20年余り。このまま放置することが危険な状態で解体の危機にも瀕していました。

しかし「松千代館」は、大正〜昭和初期の瀬戸市の陶磁器産業の全盛期を陰ながら支えてきた歴史の象徴です。
私たちは、「松千代館」を残すことが、“陶磁器産業の文化と歴史の一部として残していく”という意味でも価値あることだと考え、
修繕し活用することで、未来ににつないでいくことを決めました。

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​鈴木(米山) 芳枝

「松千代館再生の会」代表/

オーナーの娘/ アートディレクター&グラフィックデザイナー

愛知県瀬戸市在住

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大木 一

株式会社オットー・デザイン
代表取締役/ 早稲田大学 都市・地域研究所 招聘研究員

東京都世田谷区在住

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深澤 創一

studio36一級建築士事務所

パートナー/ 株式会社小林清文建築設計室 取締役副所長/ 愛知工業大学非常勤講師

愛知県岡崎市在住

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益尾 孝祐

愛知工業大学 建築学科 准教授/ アルセッド建築研究所 副主幹

愛知県名古屋市在住

アクセス

松千代館
​〒489-0814
愛知県瀬戸市末広町3丁目3番地
せと末広町商店街内

◆最寄り駅

名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」より徒歩15分ほど

 

◆駐車場

専用の駐車場はありませんので

近隣の市営駐車場(有料)をご利用ください。

宮川駐車場が近くて便利です(徒歩3分)

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